ポスター制作の注意事項
 

印刷用PDFファイル作成方法

(WindowsのIllustrator CCの場合)

PDFファイル作成手順

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印刷用PDFファイルの設定内容

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PDFとして保存


ファイル>別名保存 を選択します。

PDFとして保存

★拡大してご覧ください。


 IllustratorデータをPDFとして保存します。
ファイルメニューの[別名で保存]を選択します。[ファイル形式]で「Adobe PDF(pdf)」選択します。保存をクリックします。
すると、下図の「Adobe PDFを保存」のプロファイルが開きます。このファイルの設定の説明をします。

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【一般】
一般ウィンドウ

★拡大してご覧ください。

 Adobe PDF プリセット(A):「プレス品質」を選択
互換性のある形式(Q):「Acrobat 5.0(PDF 1.4)」を選択します。
 
オプション
Illustratorの編集機能を保持(I):「オフ」にします。
サムネールの埋め込み(E):「オフ」にします。
保存後PDFファイルを表示(V):「オン」にしますどちらでも良い。
※Illustrator からPDFを作成するときは「Web表示用に最適化」の設定は不要ですが、ここはオンにしておきます。「Illustratorの編集機能を保持」をオフにすると、Illustratorネイティブデータが含まれなくなりますので、PDFのファイルサイズが小さくなります。

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【圧縮】
圧縮ウィンドウ

★拡大してご覧ください。

 圧縮ウィンドウのカラー画像とグレースケール画像で「ダウンサンプル(バイキュービック)」を選択します。解像度を「350 ppi」にします。
[圧縮]で「自動(JPEG)」を選択し[画質]で「最高」を選択します。白黒画像では解像度を「1200 ppi」にし[圧縮]で「CCITT Group 4」を選択します。

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【トンボと裁ち落とし】
トンボ裁ち落としウィンドウ

★拡大してご覧ください。

 トンボ・裁ち落としウィンドウでは、書き出すPDFに自動的にトンボを追加できますが、トンボより外にあるオブジェクトも認識します。書類設定のアートボードサイズを拡張していますので、ここではトンボも裁ち落としも設定しません。

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出力
出力ウィンドウ

★拡大してご覧ください。

 出力ウィンドウでは[プレス品質]のデフォルトのままにします。 [カラー変換]で「出力先の設定に変換(カラー値を保持)」を指定、 [出力先]で「作業用CMYK」を指定します。 [プロファイルの埋め込み]では「プロファイルを含めない」を選択します

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詳細設定  
詳細設定ウィンドウ

★拡大してご覧ください。

 フォントの埋め込みと透明の統合オプションを指定します。[サブセットフォントにする]は「100%」にします。なお、Illustrator CC以降では、日本語フォントはすべて埋め込まれますので、埋め込み可能なフォントのみを利用します。PDFに埋め込み許可されていないフォントやビットマップフォント(Apple社の細明朝体や中ゴシック体)は使わないでください。 フォントに関するトラブル回避の為に全てのフォントはアウトライン作成される事をお勧めします。
※[オーバープリントおよび透明の分割・統合オプション]は、一般ウィンドウの[互換性]で「Acrobat 5.0(PDF 1.4)」を選択していると、設定がグレーアウトして選択できません。もし設定が選択できるようになっていれば、一般ウィンドウで互換性を確認してください。

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セキュリティ
セキュリティウィンドウ

★拡大してご覧ください。

 セキュリティは設定しない。印刷用のPDFではセキュリティを設定すると、印刷用に出力することができません。セキュリティウィンドウでは[書類を開くときにパスワードが必要]も[セキュリティと権限の設定変更にパスワードを要求]もオフにしてPDFを保存します。

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設定内容
設定内容で確認ウィンドウ

★拡大してご覧ください。

 設定内容で互換性とラスター効果を確認する設定内容ウィンドウでは、PDFのバージョンと書類のラスタライズ効果設定を確認できます。PDFのバージョンが「Acrobat 4.0(PDF 1.3)」のときと、書類のラスタライズ効果設定が「72 ppi」になっていると、警告が表示されます。警告が表示されたときは、PDFのバージョンを「Acrobat 5.0(PDF 1.4)」に、書類のラスタライズ効果設定を「200 ppi」に変更します。

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保存  
PDF設定に名前を付けウィンドウ

★拡大してご覧ください。

 Adobe PDF設定に名前を付けて保存作成した設定は画面右上アイコンボタンより[Adobe PDF設定に名前を付けて保存]しておくと、 次回利用するときに[設定]を選択するだけで便利になります。設定内容ウィンドウで警告がでないかどうか確認してPDFを書き出してください。また、なお、「ソースプロファイルを指定しています」の警告は無視してもかまいません。
作成したPDFデータを今一度開いて以下の項目の確認をして下さい。
確認ポイント1:

トリムマーク内にすべてのアートワークが収まっている。新規ドキュメントの制作の仕方はこちらより

確認ポイント2:

フォントがアウトライン化されている。フォントのトラブル回避の為に全てのフォントはアウトライン作成をして下さい。

確認ポイント3:

貼り込み画像が正しく配置されている。

 以上の事柄が確認できれば「PDFファイル出力依頼フォーム」より入稿下さい。

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