のぼり旗の数え方とは?知らない人から1歩リードしよう!
「お店の前などで、よくのぼり旗を見かけるが、どのように数えるのだろう。」
「のぼり旗にも、特別な数え方があるのかな?」
など、のぼり旗の数え方について、疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、のぼり旗の数え方について、ご紹介します。
□のぼり旗の数え方
*そもそも数え方とは
それぞれのモノにあった、助数詞を用いて数を数えることです。
物を数える時に、そのモノの後ろにつける言葉を助数詞と言います。
助数詞というものは、日本語に加え、東南アジアの言語で使われています。
つまり、世界中のほとんどの言語が、助数詞という概念を持たないということです。
このように、存在が珍しい助数詞は、日本語には500種以上あるとされています。
*数え方
のぼり旗を数えるための正式な助数詞は、旒 (りゅう)・流れ(ながれ)です。
1つのモノに2つの数え方があることに、違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、どちらも正しい数え方です。
それぞれは以下のように数えます。
・1旒(いちりゅう)、2旒(にりゅう)、3旒(さんりゅう)
・1流れ(ひとながれ)、2流れ(ふたながれ)、3流れ(みながれ)
助数詞によって、数字自体の読み方も変化するため、注意が必要です。
□その他の特殊な数え方
日本語では、たくさんの種類の助数詞があるため、聞きなれない数え方もあるでしょう。
以下では、意外と知らない特殊な数え方を、挙げていきます。
*まくらの数え方
まくらを数えるための助数詞は、基(き)です。
頭を据える箇所という意味より、この漢字が使われています。
1基(いっき)、2基(にき)、3基(さんき)のように数えます。
しかし、一般的には「個」を使うが、多いでしょう。
*刀の数え方
刀を数えるための助数詞は、振(ふり)・腰(こし)・口(ふり)です。
武士が携帯していた刀は、振り下ろして切り口をつけることが由来となり、数える時に、「口」という漢字が使われることがあります。
ただし、読み方は「ふり」のため注意が必要です。
*そろばんの数え方
そろばんを数えるための助数詞は、挺(ちょう)です。
墨や鉄砲、バイオリンなどを数える際にも、挺という助数詞を用います。
□まとめ
今回は、のぼり旗の数え方について、ご紹介しました。
日本語には、数えるモノによって、様々な数え方があります。
のぼり旗は街中でよく目にする一方で、数え方はあまり知られていません。
のぼり旗を見かけた時に、数え方についてクイズを出してみると面白いでしょう。