のぼり旗で目立つ色はどんな色
のぼり旗で目立つ色って何色なんでしょうか。始めに上げるとしたら、赤色でしょうか。赤には色んな赤があり、大きく分けても朱系の赤といわゆる真っ赤(銀赤)です。一般的に綺麗な赤と言えば銀赤の事を指すのでしょうか。
この銀赤は、プリンターの出力の世界では意外と再現が難しい色なのです。インク成分によっても色の再現は大きく変わります。今回は、インク成分に関しては別の機会にお話しすることにして、メディア(プリントする紙とか布・塩ビ製品・ユポ素材の事をいいます。)によって、同じ色(銀赤)で書いても微妙に叉は、全く違う色合いになると言う事について書きたいと思います。
例えば、一般に皆さんが目にする事の多いコピー用紙は、真っ白いコピー用紙と思っていてもメーカーを変えて2枚見比べて見ると、はっきりと白さが違うのが良くわかるはずです。まして、光沢紙(インクジェット用は写真用に販売されていますが、一般のトナー式のプリンター/コピー機には光沢紙が使用できるプリンターと出来ないプリンターがあります。)とコピー用紙と比べると更に白色が違うのが解ると思いいます。この様に微妙に違う白いメディアに銀赤色のインク又はトナーを載せると微妙に色合いが違って見えてくるのです。銀赤を載せているのに、赤っぽい茶色に見えてくる場合が意外に多いのです。これはインクや トナー には遮光性は無くCMYK(シアン・マゼンダ・イエロー・ブラックそれに加え最近のプリンターにはライトシアン・ライトマゼンダ等他のカラーインクを装備している場合もあります。)のインクを重ねる事により色を表現する為、インクその物が半透明な成分で作られている為に、インクが乗っかるメディアの微妙な白の違いが反映されて微妙な銀赤色(赤茶色)の違いがでてくると言う事になるのです。色の再現が良いメディアはといえば、白い紙と言うしかないのですが、少し厚めで、紙の目が詰まっていて、少し光沢がある物が色の再現は良いようです。
一般的には、のぼり旗はポンジ(ポリエステル布)を使用している為、白さは別においても、メディアとしては厚さが薄い事と、ポンジと言う布製である為光沢がありません。(スエードの様に光沢があり厚い素材も、あります。)その為、銀赤を表現したくても赤色(明るい)になってしまいます。この様に、色の再現は厳格に突き詰めていくと限界がある事は現在は仕方の無い事の様に思われています。(実用性は、十分であると思います。)
・ 街の雑踏の中でも目に付く色は
のぼり旗の目立つ色についてに、話を戻したいと思います。この様に銀赤であれ、単に赤であれ、赤色は周囲の目を集めてくれる色である事は間違いないのです。他にのぼり旗の周囲の環境によって目立つ色は変わります。例えば街の雑踏の中でも目に付く色は白色ではないでしょうか。使い方によっては、銀赤よりも人目を引くこと間違いなしです。なので街の中には色々な看板や建物・自動車・それに様々なファッションに包まれた人々がいる中で、どんな色とも調和が取れてしっかりとした存在感がある色は白色と云う事になります。
その次に上げるとすれば、黒色(あまりパットした事がお話できなくてすみません。)です。(近年の流行色の一つですね。)黒い色はインパクトが強い色です。のぼり旗の場合全面黒色にしてしまうと、のぼり旗全体が周りの環境の中に沈みこんでしまいますが、のぼり旗全体に黒を使う事では無くて、他の色の補佐的な使い方をすると効果的な表現ができる色なのではないでしょうか。(のぼり旗全体が黒でも太い白文字を入れるとか赤色の写真やマークイラストの配置があれば、強力な表現に繋がると思います。)黒い色とバランスの取れる色は再度の高い色が良いと思いますが、黄色等はバランスが良い色の一つではないでしょうか。結論を言えば、白色・黒色・赤色と言うことだと思います。のぼり旗を作る為には十分な色数ですね。